スマホの性能を客観的に評価するために、ベンチマークというものがあります。
ベンチマーク自体は自作パソコンなどでも昔から行われている手法で、動画の再生や3Dモデルのレンダリングなどでコマ落ちや遅延が発生しないか、どの程度の負荷まで耐えられるかをテストします。パソコンゲームの場合、ユーザーによってパソコンの性能は千差万別なため、ホームページでベンチマークソフトを配布し、規定の点数を獲得すれば快適にプレイできる、既定値以下の場合は演出を簡略化したり同時表示キャラ数を減らせばプレイできる、などの指標として機能します。勿論あまりにも点数が低ければプレイ自体困難です。スマホの場合でも3Dモデルを使用したゲームなら、簡易表示設定で負荷を減らしたり出来るものは多いですね。

純粋な処理能力を評価する場合はAntutu benchmark、Geekbench、3D Markなどのアプリがスマホ用に用意されています。バックグラウンドで起動中のアプリ、アプリインストール数、本体温度、ストレージ空き容量、通信環境などの影響で同じ端末でも違う点数が出ることも多いため、数%程度は誤差の範疇と考えておいたほうが良いでしょう。また、異なるOS間の場合はプログラムそのものが大きく違うため、単純な点数の比較をしても意味がありません。もちろんベンチマークアプリが違う場合も同様です。アプリのバージョンが上がれば評点計算式も変わり、見かけの点数が低くなることもあります。単純な比較はできないとしながらも、AntutuはAppleに忖度して(もしくはコントロールされて)iOSのほうが評点が高くなるよう調整している、という話も。

Appleが新機種の発表でよく用いる”最大〇倍のグラフィックス性能”だとか、”処理能力〇%アップ”と比べて分かりやすく、過去の機種ともはっきり比較しやすいことが特徴です。欠点を挙げるとすれば実際に購入してベンチマークアプリを実行しなければいけない点ですが、上記ベンチマーク名で検索すればすぐに情報が出る時代ですので、発売からしばらくすれば――場合によっては発売前でも――比較して購入の検討材料に出来ます。

例えばiPhone 8は発売当時のAntutuスコアで200,000前後、iPhone Xは220,000前後でした。iPhone 11 Pro Maxは450,000前後を叩き出しています。バージョン違いによって評点計算が違ったとしても2倍以上スコアを伸ばしているわけで、ユーザーからは大きな違いを感じないかもしれませんが着実に性能アップしているのが分かります。それに伴って端末価格も上昇する一方ですが……。

一方で高性能を求めない人がいるのも事実。スコアは2倍以上になっていても、2倍以上使いやすいと感じるでしょうか? ブラウザやネットゲームの利用であれば、端末がどんなに高速に処理できても回線速度が一定のボトルネックになり、端末側では制御しようがありません。メールやLINEなど複雑な処理を要しない利用が主で、処理速度を特に気にしない人もいます。
とはいってもバッテリーが持たなくなったから……? じゃあバッテリーだけ交換すれば良いんじゃないですかね! というわけでどんな話題からでも華麗にタイトルの修理につなげるイリュージョンをお見せしましたよぉ、えぇ。

iPhone Xでも

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HUAWEI Mate 10でも

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HUAWEI P10だって

スマホスピタル中洲店_HUAWEI P10

バッテリー交換すればまだまだ使えます。奇しくもテンと名のつく端末が揃ったのでまとめてみました。


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